電熱線加工

電熱線加工

電熱線は通常コイル状に巻かれて使用されることが多いために、弊社内にて巻き加工(スパイラル加工)を致しております。
電気ストーブやオーブントースターなどの家電品用の小さなものから電気炉・乾燥機などの産業用の大きなものまで、電圧・容量に応じて加工致します。コイリングされた電熱線は通常密着した状態ではなく、2~4倍くらいに引き伸ばされて使用されます。密着状態で通電すればショート・短絡してしまうからです。

引き伸ばすスペースが無いときや、縦にして使いたいときには、コイルされた電熱線に絶縁被膜処理をほどこします。日本で初めてこの技術で大量生産して大手家電メーカーに供給したのは弊社です。
HER.jpgヘリカル巻
コイルを横から見ると星型のような不思議な形にまくヘリカル巻を日本で初めて製造したのも弊社です。目的はコイルの接触面を減らして他への伝導を少なくして温度の立ち上マイカヒータ.jpgマイカヒーターがりを早くしたり、形状の強化をするためです。

また、電熱線はマイカ(雲母)板に巻かれて使われることもあります。
温風ヒーターやヘアドライヤーのように空気を暖めるためのものから、コーヒーサーバーの保温用などまで用途はさまざまです。
面白い使われ方をされているマイカヒーターもあります。イスラム社会では毎日何回かメッカに向かって礼拝する宗教的習慣がありますが、この時にはお香が焚かれます。近年簡便化のためお香を燃やすのに火ではなく電気が使用されることが多くなりました。こんなマイカヒーターの設計も致しました。

通常電熱線はコイリングされて使用されることが多いのですが、スペースが無かったり、縦型にして使いたいときなどは、線と線がひっついてもショート(短絡)しないように絶縁被膜処理をします。
この技術によりよりもう10年以上も前に発売されましたが、初めて首を振る縦型電気ストーブができました。この技術で日本で初めて大手家電企業に絶縁された電熱巻線を大量出荷したのは弊社です。
方法としては色々考えられますが、弊社の取っているのは、高温で保持して電熱線の表面に酸化被膜をつける方法です。
そもそも電熱線が長期の寿命を保つのは、表面に出来た絶縁皮膜があるからです。ニッケルクロム系では酸化クロム、鉄クロム系では酸化アルミが絶縁被膜となります。酸化アルミの方が絶縁力は強固です。